地球のどこかにある基地で一同は何かを話し合っていた。
「あの女は一体何者なんだ?」

口を開いたのは幹部のハリケーンだった。

「むしろこっちが聞きたいんですがねえ、それがよくわからないんですよ。」
「私達を前にしても全然怯まなかったの。」
ボムとウィッチは言う。

そんな二人にハリケーンはこう言った。
「まっ、お前達が最初から本気出せば楽勝だったのにな。」
ハリケーンは嫌味半分な態度でおちょくる。

そんなハリケーンの態度に二人は怒りをにじませた。
「お前こそ敗北したくせに人のこと言うんじゃねえよ!」
「そうよ!幹部でありながら負けたくせによくそんなこと言えるわね!!」
二人はハリケーンに抗議する。

「貴様ら上司に向かってよくそんなこと言えるな!あの時奴を倒せてたら俺達は親分にどやされずに済んだのだぞ!!」
ハリケーンは怒りを顕にし、手からエネルギー弾を発した。

「上等だやってやろうじゃねえか!」
ボムとウィッチもエネルギー弾を発する。今まさに戦闘が始まろうとした時だった。

「何をやってんだお前ら!」
一人の男が制止に入った。

すると一同は男を見て固まった。
「申し訳ありません親分、たいへんお見苦しいところを。」
一同は親分である男に頭を下げた。

「分かればいいんだよ。あの女を調べてみたらサニーとかいって俺達地上げ屋を潰す気らしい。でもこのカラミティ様の手にかかれば手も足も出ないことだろう。」
親分ことカラミティは自慢げに言う。

「何はともあれあのサニーとやらを倒せば侵略はうまくいくのですね?」
「仲間もいるかもしれんから何とも言えないけど野望を達成するからには中途半端な真似はするなよ。」
「ハイッ。」
一同は気合を入れると基地を出た。

一方サニー達はマイケルのグループ会社が運営する遊園地に来ていた。
しかもマイケルの計いで彼女達4人の無料パスを用意していたのでサニー・ルージュはもちろんのことマイケル・フローラも思う存分遊園地を満喫していた。

しかしジェットコースター・メリーゴーランド・観覧車といった乗り物を次々と制覇し、次はどれに乗ろうか迷ってる時だった。

ドドドドドドド

突然エネルギー弾と共に地響きが起き、4人がその方向を見るとそこにはカラミティら地上げ屋の面々がいたのだった。

続く

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